【年収公開】派遣社員から正社員に転職した37歳の平社員(外資系)が年収を公開する!

【最下位の労働者階級】派遣社員で働くメリットを書いてみた

派遣社員さん

世間では散々な言われようの【派遣社員】ですが、良い部分というか派遣社員にもメリットがあるんじゃないですか?

正社員さん

そうですね、派遣社員の全てが悪いと言う訳ではありませんので、今回はあえて派遣社員のメリットを書いてみたいと思います。

➡様々なジャンルの仕事を経験する事が出来る

派遣社員という雇用形態の特徴上、「とりあえずやってみるか」といった感覚で気軽に気軽に仕事を始める事が可能です。

その仕事が自分のイメージしていた事と違ったり、自分に合わないと思ったら直ぐに軌道修正が可能な働き方です。

自分のやりたい事が分かってる人や、自分の得意な分野を理解している人は自分の道を進めば良いのですが、逆に「自分は何がしたいのか分からない、自分に何が向いてるのか分からない」といった自分の道に迷ってる方には「とりあえず何かやってみるか」のきっかけ作りには良い働き方が派遣社員です。

自分に適性があってる仕事が見つかればその道で正社員を目指せばいいでしょう。

正社員さん

逆に言うと派遣社員はきっかけを見つける手段であって、派遣社員のまま将来ずっと働き続ける働き方では無いと言う事ですね。

➡職種によっては正社員より高い月収を得る事も可能

まずは代表的な派遣社員の平均時給を確認して見ましょう。

見てみる
職種時給目安(円)求人数
軽作業スタッフ1000とても多い
ホールスタッフ1000とても多い
レジカウンター1000とても多い
データ入力1100多い
店舗接客スタッフ1200とても多い
一般事務1200多い
イベントスタッフ1200とても多い
ブライダルスタッフ1200多い
厨房スタッフ1200多い
エステサロン1200多い
ヘアサロン1200多い
インストラクター1200普通
介護福祉/ヘルパー1200とても多い
保育士1200とても多い
医療事務1200多い
フォークリフト運転手1200多い
ライン工1200多い
CADオペレーター1200多い
受付嬢1300普通
営業事務1300多い
コールセンター1300とても多い
旅行添乗員1300多い
バスガイド1400多い
金融事務1400多い
経理事務1500多い
人事/総務1500多い
家電販売スタッフ1500とても多い
薬剤師1500多い
職人工(マシンぺレーター)1500多い
ドライバー1500とても多い
CAD設計1500多い
WBデザイナー1500とても多い
DTPオペレーター1500多い
広報/宣伝1600普通
通訳/翻訳1600普通
貿易事務1600多い
秘書1600普通
法人営業1600多い
キャビンアテンダント1600多い
プログラマー1600とても多い
看護師1800多い
ネットワークエンジニア1800多い
システムエンジニア2000とても多い

このように誰でも出来るような職種の派遣社員であれば大体1000円程度の時給になるのですが、専門性が高い業種であれば時給も2倍の2000円になる事もあります。

2000円で一日8時間働くと日給16000円
月に22日出社すると352000円の支給となります。

年収4224000円の年収です。

国税庁による民間企業の会社員(パート含む)が2015年にもらった給料の平均値は420万4000円。 2016年は421万6000円。 2017年は432万2000円になるので派遣社員でも日本の労働者人口の平均の額は貰えると言う事です。

派遣社員さん

派遣社員でも会社員の平均年収くらいは貰えるんですね

正社員さん

そうですね。

だけど忘れちゃいけないのがこの時給はあくまでも専門性が高い職種の時給計算から出した年収です。

単純作業だったら時給も1000円だから年収は約半分の211万2千円です。

派遣社員さん

一気に貧困になりますね…

派遣社員で年収が422万4千円あったとしても「年金、社会保険、雇用保険、住民税」を差し引くと実質の手取り年収は300万円程度です。 月に25万円。

派遣社員はボーナスも無ければ、企業の都合で解雇や、更新出来ない事など多々あります。

一定の期間働けば有給もある派遣会社もありますが、派遣社員は時給制の為に連休が多い年末年始やお盆、GWなどは給料が安くなり、事故や病気になった際の休業の保障もありません。

このような不安定な労働形態が派遣社員なんです。

➡派遣社員は派遣社員はサビ残が無い 働いた分がきっちりお金になる

ご存知の通り、日本には悪しき習慣であるサービス残業と言う物が存在します。

読んで字のごとく「サービスで残って仕事を行う」と言う事。

もちろんサービスで行う仕事なのでその労働に賃金は発生しない。

正社員の場合にはサラリーグレードという給料形態が設けられていて、一定の基本給を超えてしまうと残業が出ないグレードがあります。

残業が出ないランクまでサラリーグレードが上がると、残業代を想定した金額で基本給を設定してあるので普通の基本給より高めだ。

だから残業をしなければまる儲けの給料形態だけどそんなに会社は甘くない。

定時で帰れる日は稀である事は百も承知。

だけど派遣社員は違う!

そもそも派遣社員は月給制では無く、時給制なので仕事をやったらやった分だけ支払われるので、病欠や連休などで勤務日数が減ればそれだけ月収には影響してきますが、時給換算で上乗せされます。 その為多くの職場で当たり前のように行われているサービス残業という悪い習慣は派遣社員に当てはまりません。

派遣社員さん

残業をやったらやった分だけ確実に残業代を貰える派遣社員という働き方も良いんじゃないですか?

正社員さん

でも時給ですよ…
ボーナスも無いですよ…
正社員より平均年収が185万も低いんですよ…

派遣社員さん

……

➡派遣社員は何歳でも働く事が可能

一般的に企業の求人には年齢制限が設けられています。

実際に年齢不問の一般求人なんか私も見た事がない。

一般求人は年齢が若ければ若い程求人は多く選択肢も多い。

しかしこれが30代となると一気に求人も減って行き、40代にもなってしまうと特種な技術や知識や経験がないと転職もままならないのが現状です。

正社員さん

だけど派遣社員の場合は事情がちょっと違ってくる

派遣社員に与えられる仕事の多くは、どちらかというと誰でも出来る仕事だったり、期間限定の仕事だったり、正社員を雇ってやるほどでもない内容の仕事が多い。 要は重要ではあるけれど他の人でも変えが効く仕事と言う事。 あまり専門性が高くない仕事。

正社員さん

だから年齢の制約があまりない。 誰でも出来る仕事だから。

よって派遣社員は年齢制限が比較的緩く、何歳になっても派遣社員だと求人があると言えます。 だから定年退職した人が新たに仕事を探すなら派遣会社経由で探す方がお勧めです。

逆に言うと派遣の仕事は誰でも出来る仕事だから、誰でも直ぐに代えが効く仕事だから軽く見られがちだし、代えが効くから雇用も安定してなんです。

➡未経験でも働ける業種が多い

自分が希望したい職種に転職したいと思う時にネックになるのは【未経験】と言う事です。

派遣社員さん

誰でも最初は未経験だからね

新卒採用であれば皆が未経験なので同じ立ち位置となりますが、一般の正社員の中途採用の場合は、基本的にキャリア採用の募集になります。

だからやりたいと思った職種でも諦めざる得ないところなのですが、正社員ではなく派遣社員としてであれば採用される可能性もあります。

派遣会社に登録する際に【○○の業界、○○の業種で働きたい】と伝えておけばその業種を探しだしてくれる場合もあるからです。

もちろん未経験ですから最初は時給も安く、アシスタント扱いかもしれませんが、自分の希望通りの業界や職種で働く事が可能な場合もあります。

全くの未開の業界で働いてチャレンジしてみたいと思ってる方には経験を積むという形で派遣社員で働くのも有りかもしれません。

➡メリハリをつけて働きやすい

派遣社員は時給制です。時給制のメリットは、やったらやった分だけ給料がもらえる働き方なのでメリハリがある働き方が出来ます。

世のサラリーマンを苦しめる大きな原因の一つにサービス残業と言い行為が存在します。

自分の仕事は終わってるのに廻りが仕事をしていて帰り辛い雰囲気があるので自分も帰れないだとか、自分の仕事が終わってるのに上司から新たに仕事振られて定時に帰れない等です。

固定給で残業代が出無い場合は、この行為が全てサービス残業として会社に奉仕している事になるんです。

正社員さん

これが時給制度で働いている派遣社員の場合は全く違います。

時給制の場合だと、働いた分を必ず支給しなければいけませんのでサービス残業と言う行為が存在しません。

働いたら働いた分だけ支給されるのが派遣社員です。

しかしご存知のように派遣社員にはボーナスも存在しませんし、雇用も安定していません。

だから一番理想的なのは、固定給で給料をもらいつつ毎日定時で帰れる正社員です。

しかしこんな当たり前の事が出来ないのが現状の社会です。(だんだん変わりつつありますが)

➡身軽

欧米では長期休暇といって一ヶ月から二ヶ月間の長期の休みをとるサラリーマンがザラにいますし、一つの文化として根付いています。

しかし日本の社会では年末年始、GW以外の長期休暇はありません。(最長でとれても10日程)

日本のサラリーマンで欧米並みに長期休暇をとったら社内査定に響くし、場合によっては社内の風当たりも強くなったり、会社に帰ったら自分の席が無くなったりするかもしれません。

しかし派遣社員は違います。

派遣社員という働き方はとても身軽なので、半年働いて一ヶ月休んで旅行をして帰ってきたらまた働くといったライフスタイルを送る事も現実的には可能になります。

主婦の方にもお勧めの働き方です。

主婦の場合には子供が家に帰ってくる前には帰りたいと伝えれば、一日4時間だけ働く事も出来るし、子供だけでなく介護が必要な両親がいる場合も同様です。

だけどメインで家計を支える人が派遣社員として働く事はお勧めできません。

既に別で述べていますが派遣社員は正社員より圧倒的に不安定で給料も安いからです。

若いうち自由に働きたいとか、主婦の方や、定年後の第二の働き先の手段として派遣社員は有効な働き方です。

➡まとめ

いかがでしょう。 派遣社員という働き方は全体的にみてみると正社員より【過度な責任】、【過度なプレシャー】がない気軽な働き方ともいえます。

変わりに高収入や安定などは望めない働き方とも言えるでしょう。

派遣社員は全体的にみると、若い世代や、主婦の方、定年退職後の第二の働き方に向いている働き方です。

独身男性ならまだ良いでしょうが、家族がいてフルタイムで働く世代には向いてない働き方です。 正社員に比べて社会的地位や収入や安定からみても大きく劣っているからです。

派遣社員のデメリット