【年収公開】派遣社員から正社員に転職した37歳の平社員(外資系)が年収を公開する!

派遣社員の時給と年収、求人数を業種別に比較してみた。

正社員さん

このページでは派遣社員の時給、月給、年収の目安。そして業種別の時給単価や求人数などを掲載しています。

➡時給から導く、派遣社員の月収と年収は?

ここで記載する年収とは、一日7時間労働 (朝9時から夕方17時まで、昼休み1時間)

土日祝日休みを考慮して1カ月22日勤務で計算しています。

完全週休二日制のNO残業の超絶ホワイト派遣を想定しての年収換算です。

時給1000円の場合の年収=184.8万円

正社員さん

時給が1000円の時の日給、月給、年収を計算してみます。

時給1000×1日7時間労働=日給7000円

月間出勤数22日×日給7000円=月収154000円

月収154000円×12ヶ月=年収1848000円

これが時給1000円の派遣社員の年収になります。

年収184.8万円です。

ここで注意してほしいのですが、これはあくまでも土日以外無休で働いた場合の前提です。

人間ですから体調不良で休む事もあれば、急用で休まざる得ない場合も有るでしょう。

派遣社員の場合だと時給換算の給与体系なので、GWなどの大型連休や、年末年始の時期は通常の月よりも休みが多い為、この184.8万円という年収よりさらに低い年収となってしまいます。

正社員さん

このように時給1000円だと貧困と言えますね。とても家族を養える収入とは言えません。

時給1500円の場合の年収=277.2万円

正社員さん

時給が1500円の時の日給、月給、年収を計算してみます。

時給1500×1日7時間労働=日給10500円

派遣社員で一番多い時給単価である1500円だと、一日に貰える日給が大台の10000円を超えて来ます。

月間出勤数22日×日給10500円=月収231000円

月収だと23.1万円です。

月収231000円×12ヶ月=年収2772000円

このように時給1500円だと年収277.2万円となります。

時給1500円だと年収200万台の後半は稼ぎますが、男女を含んだ日本の平均年収である400万代にはまだまだ遠く及びません。

正社員さん

まだまだ貧困から脱せる金額ではないですね。

時給2000円の場合の年収=369.6万円

正社員さん

時給が2000円の時の日給、月給、年収を計算してみます。

時給2000×1日7時間労働=日給14000円

月間出勤数22日×日給14000円=月収308000円

月収308000円×12ヶ月=年収3696000円

派遣社員の最高時給に近い時給の2000円。

この時給を派遣社員で得る為にはそれなりの知識や専門性が必要とされます。

例えるとシステムエンジニアやネットワークエンジニアなどが時給2000円位です。

しかしそれでも年収は369.6万円

日本の平均年収である400万円台にはまだまだ及ばないのです。

しかも欠勤も無く一年間しっかり働いたと想定して369.6万円なんです。

かたや正社員は有給休暇もあり、固定給料で平均年収は400万円台。

派遣社員だと技術や知識をもったシステムエンジニアでも369.6万円。

正社員さん

これが派遣社員の現実です。

更にここから差し引かれるお金がある事を忘れてはいけない

労働者として働いているならば必ず給料から差し引かれるお金がある。

それが保険や年金だ。

あなたが汗水たらして働いて手にした給料から必ず差し引かれるお金が

・所得税
・健康保険
・年金
・雇用保険
・住民税

の5つです。

※(派遣社員の住民税は、会社差し引きではないので自分で支払う必要がある)

この差し引かれるお金の事を【控除】といいます。

給料明細書を見ると【控除額合計】と記載されているはずです。

では月に幾ら給料から差し引かれるのでしょうか?

控除の合計金額は、結婚の有無や前年度の年収で若干変わりますが、あなたが貰った給料の総支給の大体1/4位と思っていただけるとよいでしょう。

例えば総支給20万円であれば控除金額は5万円。 手取りで15万円となります。

因みに私は月の総支給額が39万8千円で、控除が8万6千円なので手取りが31万2千円です。

そしてこの【控除】から逃れる事は出来ません。必ず支払う必要があります。

因みに私は派遣社員時代の住民税を滞納していたら強制徴収された経験があります。

➡派遣社員の業種別の時給と求人数

正社員さん

派遣では、働く業種やスキルや資格の有無によって時給は大きく変わります。
職種時給目安(円)求人数
軽作業スタッフ1000とても多い
ホールスタッフ1000とても多い
レジカウンター1000とても多い
データ入力1100多い
店舗接客スタッフ1200とても多い
一般事務1200多い
イベントスタッフ1200とても多い
ブライダルスタッフ1200多い
厨房スタッフ1200多い
エステサロン1200多い
ヘアサロン1200多い
インストラクター1200普通
介護福祉/ヘルパー1200とても多い
保育士1200とても多い
医療事務1200多い
フォークリフト運転手1200多い
ライン工1200多い
CADオペレーター1200多い
受付嬢1300普通
営業事務1300多い
コールセンター1300とても多い
旅行添乗員1300多い
バスガイド1400多い
金融事務1400多い
経理事務1500多い
人事/総務1500多い
家電販売スタッフ1500とても多い
薬剤師1500多い
職人工(マシンぺレーター)1500多い
ドライバー1500とても多い
CAD設計1500多い
WBデザイナー1500とても多い
DTPオペレーター1500多い
広報/宣伝1600普通
通訳/翻訳1600普通
貿易事務1600多い
秘書1600普通
法人営業1600多い
キャビンアテンダント1600多い
プログラマー1600とても多い
看護師1800多い
ネットワークエンジニア1800多い
システムエンジニア2000とても多い

➡これ以上時給は上がらない

派遣社員の時給には年齢が関係ありません。

製造ライン工の派遣社員であればその仕事に就く派遣社員の年齢が20歳だろうと50歳だろうと時給は同額の1000円程度です。

派遣社員でも比較的高額なシステムエンジニアの時給は大体2000円位ですが、この時給も年齢関係なく20歳も50歳も同じ時給です。

これが何を意味するのか?

これ以上給料が上がらないと言う事です。

年功序列も勿論ありません。

派遣社員には基本的に昇給がありません。(年間数百円上がる場合もありますが、契約が満了し、契約更新できなければ全てリセットです。)

だからシステムエンジニアがいくら時給が高くても、更に長く働いたとしても、派遣社員でいる間は年収が400万有るか無いかという程度なんです。 しかも年齢が20歳でも50歳でも変わらない… その後もずっと…

➡派遣社員で働く事を勧める情報に騙されるな

正社員さん

たまに派遣社員の働き方を過大に推奨したり、派遣社員のメリットを書いている情報がありますよね?

頭の良いあなたは騙されないと思いますが、正社員と比べた派遣社員のメリットなんてカスみたいなもので、圧倒的かつ圧勝で正社員のメリットの方がぶっちぎりで高いです。

逆に派遣社員では絶対に働いてはいけません。

唯一派遣社員で働いていい人は、目標や夢があって一時しのぎで一時的に働く人や、旦那さんがいて、自分もちょっとだけ働いてそのお金を生活費に充てる主婦の方くらいです。

派遣社員は、いい歳をした男性が働く雇用形態ではありません。

結婚している人は家計が圧迫し、奥さんに負担をかけるか場合によっては離婚。

独身の人は結婚どころか彼女さえできません。

派遣社員のメリットでよく使われるワードがある。
✅人間関係のわずらわしさが少ない
✅憧れの企業で働く事ができる
✅結婚や出産などのイベントに合わせて働ける
✅自分の希望する仕事が選べる
などです。

これらに関していえば確かにちょっとだけは派遣社員のメリットかもしれませんが、それ以上にデメリットの方が圧倒的にぶっちぎって勝っています。

薄給、不安定、世間体の悪さ、将来性などなど…

正社員さん

特別な理由がなければ絶対に派遣社員で働いてはいけないんです!

➡まとめ

派遣社員の中でも時給が高いと言われているシステムエンジニアでも年収計算すると日本の平均年収に遠く及ばないといった現実が分かったと思います。

しかも派遣社員として働いている以上は雇用も安定せず、仕事がいつ無くなるかも分からない不安な状態での日常になります。

今の世は正社員でも安心は出来ませんが、それでも派遣社員より圧倒的に雇用は約束されています。

一般的な企業であれば有給休暇やボーナスもあるので正社員は派遣社員に対して圧倒的なアドバンテージです。

既にしつこく言ってきましたが派遣社員で働くメリットはほとんどありません。

正社員で働く方が圧倒的に優位です。

派遣社員で働くのは腰かけ程度には良いかもしれませんが、絶対に長く続けてはいけない雇用形態です。