【年収公開】派遣社員から正社員に転職した37歳の平社員(外資系)が年収を公開する!

☑運営者情報 外資に転職!

私は現在37歳の普通のおっさん。 32歳の時に、工場勤務の派遣社員から正社員に転職して勤続5年。

家族は奥さんと子供2人(男女の年長さん)。

私は、過疎が進んだ地方(九州)出身で、最終学歴は高卒。

そんな田舎者の私なのですが、何故か現在は東京のアメリカ系の外資系企業(メーカー)に勤務して5年になり、そこそこ充実した日常を過ごさせて頂いています。

ちなみに外資系企業に転職して5年ですが、いまだに英語は一切話せません…

私の最終学歴は高卒なので学歴コンプレックスがありましたが、現在は東京の外資系企業で働く事が出来ています。

なぜか?

そこには私なりの人と違った視点での転職活動があったからでした。

このサイトでは、田舎出身で低学歴の低所得者だった自分が、派遣社員から外資系企業に転職できた経緯や、自分なりの転職に対するノウハウを掲載しています。

➡登場人物の紹介

正社員さん
名前は「正社員さん」です。高卒の派遣社員から外資系企業の正社員へ転職したサラリーマン。外資系勤務歴5年なのに英語がまったく話せない。一般的な凡人

➡高校を卒業し、地元の某自動車ディーラー勤務

地元の中学校を卒業後、名前さえ書けば合格するような常に定員割れで、偏差値の低い公立の工業高校の建築科を卒業し、18歳で地元の自動車ディーラーで整備士として働き始めました。

当初は青二才だったので、よくも分からず日々の仕事に対し、がむしゃらに働いていましたが、今思えば超絶にブラックな環境で働いていました。

朝は9時に出社で、定時は18時なんですが、夜の20時位に一旦コンビニで弁当を買ってきて会社で食べ、翌日の1時まで働くのが当たり前のようにありました。

月に時間外労働が100時間程度あり、それで月収135000円(手取り)位です…。

現在は労働環境も少しは改善したと聞いてますが、自動車ディーラーはやはり恵まれた環境ではありません。

正社員さん

ディーラーの整備士なんていまだに給料めっちゃ安いですよ…。

ちなみに昔の同僚で、まだ現役の整備士のフロントマンをしてる友人がいますが、いまでも手取りで20万強だと言ってました…。

40過ぎのいい大人が月の手取り20万ちょいですよ!

そこの家庭は奥さんが看護師だから自分より稼ぎ多くて嫁に頭が上がんないと言っておりました…

まさに悲しい世界…

正社員さん

私の場合は、あまりの給料の安さと整備士のブラック体質に嫌気がさし、3年程度で整備士から営業に転籍しました。

自動車営業マンで、整備士よりか少し給料が上がったけどそれでも安いです。

そもそも業界全体の給料が安い…

自動車って利益率は低いんです。

軽自動車一台売って数千円、300万の乗用車売っても数万円しかコミッションも貰えないですよ。

そりゃ会社通さないで安く中古車引っ張ってきて横流ししたりして稼いでいましたよ。

営業マンの場合は、会社の給料が安くとも営業の肩書を使ってそれなりに稼げるんですけど、車の営業という職種自体は、なかなか休みとプライベートの区別がつきにくいんですよね。

休みの日でも夜中や早朝でも平気で電話が鳴る。

だから長く続ける仕事としては考えていませんでした。

その後2年程勤務してディーラーを転職。

➡警備会社勤務時代

自動車ディーラーを23歳で転職後は、地元の警備会社に警備員として就職です。

警備会社といっても道路や駐車場で誘導する警備会社では無く、セコムなどのような機械警備や、農協と銀行を巡る現金輸送業務をやっていました。

この会社は3交代制なので、時間がくれば交代が出来る。

だから時間拘束的が長いブラック企業ではありませんでしたが、なにぶん3交代という勤務形態が体によろしくない。

その時改めて感じましたが、人間は朝起きて、夜寝るように出来てると実感しました。

人は夜行性じゃない。 夜は寝るもんだと…

3交代勤務は、日々が常に時差ボケのような感覚なんです。

警備会社では勤務形態以外にもとても嫌な事がありました。

それは【怖い】と言う事です。

機械警備というのは、建物の中に赤外線センサーなどの多様なセンサー類が設置されており、そのセンサーが異常を検知し、本部に送られ、本部からの指示で、現場の警備員が出動するという流れです。

【センサーが異常を検知する事を、業界では発報(はっぽう)といいます】

現場に到着(25分以内)したら外周点検(窓や扉に破壊された後は無いか)し、中に入り、異常を検出した現場を確認、そして問題が無ければ出動した理由の報告書を書きます。

これが怖いんですよ。

正社員さん

夜中の2時とかに会社や工場や学校に出動するんですよ。 都会ならいいですが田舎ですからね、廻りは真っ暗ですから…

夜中2時の田舎の学校なんてもんは廊下の先は真っ黒で、今にも奥から何か走ってくるんじゃないかとイメージだけ湧いて、職員室に行くまでは恐怖以外の何物でもないんです。

ちびりますよ本当に。

だから夜中だろうが何だろうが学校内の全ての電気を点けていました(笑)

職員室で書類を作成中に、教頭先生のデスクの上に見えるように置いてあった給料明細を出来心で見た事が有りましたが、その時の明細に75万と書いてあった時は切れそうになりました。【もらい過ぎなんだよ】

そして発報も、いつも誤報だけではないんです。

正社員さん

実際に人が新入して発報することもあるんです。

例えば窓に設置されたセンサーが発報した後に、廊下、事務所など立て続けて異常が発生したりすると、それは明らかに人が新入した動線になるので、その時は本部が警察に通報し、警察と一緒に現場に向かいます。

かといってこのような発報全てに事件性がある訳ではありません。

従業員が警備をセットした後に、警備解除せずに中に入って発報する事もあるし、小学校では生徒が夜に学校に侵入する為に鍵を開けておき、夜中に侵入して警備員が現着したら子供が数人田んぼ目掛けて走って蜘蛛の子ちらすように逃げ出しり、実際に窃盗犯が入ってた時は、犯人は社内の人間だったり、ホームレスが入り込んでたり、本当に空き巣や窃盗犯が入った後だったりもしました。

そして警察の立会があると、その日のうちに会社に報告する書類作成がメッチャ面倒くさく、必然と残業代も出無いのに残業させられます。

ある意味危険な職業で有る事と、怖い思いもする、そして健康の観点からも長く続ける仕事ではないと感じていました。

正社員さん

その代わり、警備会社時代はいろいろと人間社会の闇な部分を見させてもらいました。

➡そして派遣社員の時代へ突入

不規則な3交代勤務と、夜中に怖い思いをする警備会社にも3年で嫌気がさし、あまり先も考えずに退職してしまい再就職に苦労しました。

田舎でそんなに簡単に前の会社より条件が良い仕事が見つかるはずもありませんから…

良い仕事が無かったので不本意ではありましたが、仕方なくホンダ関連のバイクの部品の加工(NC旋盤)の会社で派遣社員として働き始めたのです。

悲しいかなこの仕事も3交代制、3交代が嫌で辞めた警備会社と同じ交代勤務…

正社員さん

転職する事で、以前の仕事より条件が悪くなるという負のスパイラルへ陥って行ったのです…

加工するのはバイクのハブの部品らしく、ざらざらした金属の塊を機械にセットし、スイッチON!

【ブーン、ジャー、ギュイーン】

と加工が終わったらパカっと蓋が開き、加工済みの部品を取り出し、エアブローをして次の加工部品を取り付けてまたスイッチON!

【ブーン、ジャー、ギュイーン】

の繰り返し。

そして加工した部品も10個に一回は規定値に入ってるか検査してリストの記入。

そしてまたスイッチON!

【ブーン、ジャー、ギュイーン】

を就業時間まで8時間繰り返します。

そして切削水まみれになった手をみながら ふと思った…

正社員さん

これ俺じゃなくてもよくね? 機械でよくね?

朝も昼も夜も夜中も毎日同じ作業のずっと繰り返し×2。

これマジ適性が無い人には無理な仕事だと思いました。

でも2年続けましたよ。

だって他に仕事ないんだもん。

ガテン系や運転手が嫌だったので他に仕事が無いんですもん。

だけどこんな単純作業も2年もやってるとある程度慣れてくるんですよね。

そして早く数をこなすために出来る事などを自分なりに考えながら勝手にタイムトライをやりながらやってたりするといつの間にか時間が過ぎたりしてそれなりに過ごしてました。

でもね、この工場はエアコン設備が無いから冬は寒く、夏は鬼暑いんですよ!

この労働環境には何時までも慣れませんでしたね。

正社員さん

そして2年後に仕事ぶっちぎって退職。

ぶっちぎるって分かりますか? いきなり行かなくなると言う事です。

私の場合は夜勤当日に行きたくなくなって仕事ぶっちぎって、翌朝派遣会社の担当者から電話あったからその場で辞めますと伝えました。

派遣先の工場にも派遣会社にもとても迷惑をかけてしまいました。

えぇ知ってます。社会人失格です。

この時27歳でして、いい大人がやる事ではありません。

クソ野郎だったんです。

その節は申し訳ありませんでしたm(__)m

そしてこの因果応報とは良く行ったもので同じような事が今後自分に振りかかろうとは?

➡関東へ上京。そしてこりずに派遣社員

派遣会社をぶっちぎったのまでは良かったが(良くないが…)仕事が無くなってしまった。

正社員さん

小さい町(市)なのでぶっちぎった派遣会社が占めるシェアが大きくて、その派遣会社が管理する仕事先に就けなくなってしまった。(自業自得)

まともな職もないからどうすんべ?

そうだ東京に行こう!

そう思い立ったのが27歳の春だった。

上京するのに27歳と言う年齢は少し遅いかもしれませんが、これ以上田舎にいても仕事も少ないし、俺には何も出来ない。

こんな俺でも都会なら何か出来るのではと上京を決意したんです。

派遣社員で…

だって渡航費の補助や、寮なんかも準備されていて、とりあえず働いていれば当面の衣食住にも困らない派遣会社は、そんな自分にとってノアの方舟でした。

昔交際してた女性が東京に住んでて、いまも連絡取り合ってたって言うのも一つの理由でもあります。(下心が少しあり)

正社員さん

上京してやった仕事は液晶パネルの加工と検査の工場でした。

車関係の派遣の仕事は、力仕事だったり、油まみれになったり、夏は暑く冬は寒いを経験していたので、車関係の仕事より労働環境がよい電子機器分野を選んだのです。

電子機器扱う工場は、クリーンルーム内での作業で、防塵服を着る必要がありますが空調が一定で働きやすかったです。

その工場で2年間働きました。

遅刻もせずに、職場の社員の方や、他の派遣社員の同僚や、職場の上司とも上手くやりながら普通に仕事をこなしていました。

そしてある日、自分の派遣会社の担当者から事務所に呼ばれたんです。

担当者

「○○さん」今日仕事終わったらちょっと事務所によってくれない?

正社員さん

分かりました。

普通事務所に呼び出されると「なんだろう?」って不安にもなりますが、自分の場合は、勤務態度もよく、職場からの評価も高かったのでもしかすると「正社員」への登用の話かと思ってちょっと期待していました

担当者

一生懸命頑張ってくれてますね。会社の評価も高いですよ。

正社員さん

イヤイヤ、普通の事を普通にこなしてるだけです。

担当者

いやいや、その普通の事が出来ない人が多いんですよ、特に派遣で来る人達には…

正社員さん

た、確かに…。

担当者

どう、来月からコッチ側で働いてみない? 所長には許可貰ってます。

正社員さん

コッチ側というと?

担当者

派遣される側じゃなくて、派遣する側。

正社員さん

え、そっちっすか?

派遣社員として雇われてる側から見て、派遣する側の仕事もなんとなく楽そうだったし、工場の中でずっと働くより、スーツを着て出来るホワイトカラーの仕事で、尚且つ正社員になれるかも知れないという希望の元、2つ返事で受ける事にしました。

正社員さん

宜しくお願いします!

そして派遣社員のまま派遣社員を管理するという立場になったのです。

私が担当していた部署の派遣社員数は約20人。

液晶パネルの製造と検査工程で、3交代の部署

私の主な仕事内容は、担当した20人の出退勤確認と勤務態度チェック、給料計算、派遣先の御用聞きと、新たに入ってくる派遣社員の入社前研修、そして寮を退去後の清掃などなど多義にわたる内容を行っていました。

派遣する側に廻ってみると、派遣社員には変わり者が多いって凄く実感出来ました…

こりゃ一般社会で正社員で働くのは絶対無理だなって思う人結構います。

そういった人がある意味多いので、私みたいに普通に仕事してるだけで【コイツは出来るやつ】って勝手に思われるんです(笑)

ほんとに派遣社員にはいろいろな人がいました。

初日から仕事バックれる奴、入寮してバックれる奴、まじめに働いてたのに前置き無くいきなりバックれる奴、仕事が不満だと本人じゃなく親が文句行って来る奴、寮がゴミ屋敷みたいになってる奴、食堂で無銭飲食してとっ捕まる奴、職場で喧嘩する奴、労働者の権利ばかり主張して義務を果たさない奴、給料の前借ばかりしていつも金が無い奴。

もちろんこんな人が全てではありませんし、優秀な人も多いですが、こういった人が多いのが派遣社員の特徴でもあります。

優秀な人達はやはり普通に就職して派遣社員からは脱却していました。

➡派遣社員がめっちゃ搾取されてる事を具体的な数字で知る

派遣会社は仕事を派遣社員に仕事をあっせんしてるので、中抜きで経営が成り立つのは分かってましたが、実際に自分が担当の派遣社員の給料計算を行った時に、派遣先から頂いてる売り上げと比較してそうとう搾取してるんだと実感出来ました。

派遣社員は相当搾取されてますよ。

➡派遣社員からの脱却

派遣社員のまま派遣する側に廻って約2年。仕事にもなれてそつなくこなすようになったのですがなかなか正社員になる事は出来ませんでした。

当初は「正社員になるのは2年後くらいかな」と言われていたので、それとなく当時の担当者に確認してみたんです。

すると、

担当者

すまん○○、今は経営陣が変わってしまって2年で正社員に登用するといった方針が変わってしまったんだ。正直いつ社員になれるかは分からない。

正社員さん

……

その時私はもう32歳になっていた。

32歳という年齢はもう若くない、正社員として転職するにもギリギリの年齢になってきてるもの分かっていた。

今の職場で正社員になれる確約は低い、しかも会社に蔓延する少し古臭い体質にも不満が有る。

正社員さん

よし、転職しよう!

➡よし、転職しよう

転職すると決めてからは仕事の合間に職安なんかも言ってみましたが、いまどき職安に掲載されてる仕事なんて運転手や介護、飲食ばかり、しかも給料が安すぎる。「こんなん誰も行きたがらないだろ」って仕事ばかり。

そこで活用したのがネットでの転職活動。

ネットに掲載されている求人広告は、職安などの求職と違い、企業側が有料で掲載しているものばかりなので、求人の数も質も段違いです。

しかもサイトに登録しないと見れない隠れた良質の案件もあるんです。

実際にわたしが今勤めている外資系の会社にも求人サイト経由で転職しましたし、登録しないと求人が見れないようになっていました。

正社員さん

とりあえず3件申し込んだなかで1件だけ書類選考が通り、その会社がたまたま今の外資系企業だっただけで、面接を受けたらあれよあれよと直ぐ採用まで至ったのです。

正社員さん

この転職が私の人生の転機で、これまで日本企業特有の古臭い無意味な習慣による生産性の悪さなどから解放されて、それなりに充実した社会生活が出来ています。
日本企業の悪しき習慣
●無駄な残業
●他の人が残ってるから帰りづらい
●上司が帰らないと帰りづらい
●有給が取りにくい
●酒の席は上司にお酌して廻れ
●仕事は見て覚えろ理論

このように今まで不満に思っていたことが外資系企業転職する事でクリアになりました。

外資系は敷居が高いと思っている方もいらっしゃると思いますが実は入ってみるとそんなことはない。

現状のライフワークバランスに不満がある方は、外資に転職する事も視野に入れてみるといいかもしれません。

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