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絶対選んじゃいけない転職先!【薄利多売とBtoC】

☑アナタの会社は【薄利多売】で、安い商品を沢山仕入れて多量に売ってる業界ではありませんか?

☑アナタの会社は取引先が個人【BtoC】を相手にしている業界ではありませんか?

もしアナタが働いてる会社が【薄利多売】で【BtoC】だったらとっとと転職しましょう。

そして今から転職を考えてる人は【薄利多売】で【BtoC】の業界には絶対に転職してはいけません。

なぜなら、そこには安い商品、安い給料、安い客、安い同僚、安い知識に囲まれて、一生そこから抜けだせない状態に陥ってしまう可能性があるからです。

そして毎日愚痴を言いながら神経をすり減らし、やりたくも無い仕事をし、そして消耗し、そのまま歳をとっていく… 考えただけでも怖い。

正社員さん

このページでは、私自身が経験した【薄利多売】【BtoC】の部署で神経を消耗していたけれど、【少売多利】【BtoB】の部署へ移動したら、仕事がとっても楽になった時の話を書いてみる。
MEMO
✅薄利多売=利益が薄いものをたくさん売る
✅少売多利=少ない販売数で多くの利益を得る

✅BtoC=個人客相手の商売
✅BtoB=企業相手の商売

➡あなたの働いてる会社の業態はどれ?

世の中の存在する仕事って、大きくカテゴリー分けすると、【物を作って売る】【サービスを提供する】といった2つの業態に分別される。

【物を作って売る仕事例】
製造業で言うところ自動車産業、電気産業、機械産業、造船、航空、建設、衣類、化学、金属、鉄鋼、製紙、製薬、飲料、食品、化粧品などの他にも農業、林業、漁業、畜産業なども獲って売る、又は育てて売る産業
【サービスを提供する仕事例】
美容・理容、医療、金融、教育、情報、通信、レンタル、風俗、外食、宿泊、観光、レジャー、アウトソーシング、物流、エンタメ

この【物を作って売る】【サービスを提供する】の形態の中には技術者がいたり作業員がいたり営業マンがいたり事務員がいたりしますが、大まかに分けると必ずどちらかの業態に所属しています。

公務員でもない限り民間で働いてる人達は、この【物を作って売る】【サービスを提供する】のどちらかの産業に必ず所属している訳です。

私が働いてる外資系企業は、アメリカのメーカー兼商社で、機械、自動車産業に属している。いわば【物を作って売る】産業だ。

客先がBtoBの部署もあるしBtoCの部署もある。

派遣社員さん

BtoB 、BtoC ?

正社員さん

BtoBは会社相手に商品やサービスを売る会社の事。

BtoCは個人相手に商品やサービスを売る会社のことだよ。

B2BだったりB2Cと表現する場合もあるよ

【BtoB 、BtoCとは】
BtoBとは、Business to Business、企業相手のビジネス。
BtoCとは、Business to Customer、個人客相手のビジネスの事。

扱ってる商品は基本的に自社製品だが、高額でブランド価値がある自社製品と、他社から仕入れて安価で販売するOEM物まで多数扱っている不思議な会社でもある。

私が以前働いてた部署は、社内でも【BtoC】で【安価な商品】を薄利多売で売っていた部署だった。

私が仕事で過剰に精神を消耗した原因の2つは、この【個人向けの商売(BtoC)と薄利多売】で行う部署に所属していたからなんです。

➡クレーマーや面倒な客を避けるならBtoBの業界を選べ

最近の風潮は少し変わってきましたが、いまだに日本には【お客様は神様です】の意味を履き違え、お金を払ってる客の立場を利用し、店側に無理難題を押し付けるクレーマーで面倒な客はまだまだ一定数存在しています。(年配の方に多い傾向)

本来店と客との関係は、店側がサービスや物を提供する代わりに客はその対価を支払う。

双方は50対50の関係で、そこに上下関係や優劣はない。

外国の大衆的なお店で買い物や飲食をした事がある人は分かると思いますが、諸外国の大衆サービスはとてもあっさりしている。

というか無愛想な場合の方が多い。

レジに沢山の商品持ち込むと「ちっ、こんなに買うのかよ。めんどくさ」って態度さえとられたりする。

その感覚で日本に帰ってくると、「やっぱり日本のサービスは行き届いていて最高だ」と思う反面、過剰なサービスが行き過ぎな感じもしてしまう。

そして、そんな過剰サービスの弊害で生まれたのが、クレーマー気質の面倒な客達だ。

☑コンビニで年齢確認ボタンを押す行為に「俺が未成年に見えるか!」と怒鳴ってるじじい。そして小銭を投げつける。

☑単価のやっすい飲食チェーン店で「水はセルフお願いします。」と書いてあるのに、定員さんに「早く水持ってこい!」と怒鳴ってるおっさん。

☑携帯電話ショップのカウンターで「いつまで待たせんだ! 責任者を呼べ!」って怒鳴ってるおっさん。

不特定多数を客として相手にする業種だとこんなクソみたいな客を相手に商売するしかない。そして精神がすり減っていく。

日本のサービス業は、客の要望に答え過ぎてその対応に追われる。

これは過剰労働にも繋がりブラック企業が生まれる原因の一つでもある。

正社員さん

私は、サービス業界のブラック率の高さはこの【過剰なサービス】が原因だと思っています。

派遣社員さん

今の若い人たちがサービス業界で働きたくない理由はそこにあるんですよね。

個人的には「クソ野郎は二度と来るんじゃねぇボケェ!」と言って追い返したい所ですが現実はそうもいかない…

結局何が言いたいかというと、私が以前所属していたBtoCの部署の購買層は、不特定多数のCustomer(個人客)向けの商売だったのです。

個人向けの商品なので購入する層が不特定多数になる。

不特定多数が購買層になってしまうと店側では客を選べない。

すると必然と一定数のクレーマーや面倒くさい購買層が買って行き、あとあと難癖をつけられたり、クソみたいに態度がデカかったりする。

クレーマー対策になれてる他の従業員達は「そんなの仕事と割り切って接すれば大丈夫だよ」って言うんですが、ワイはそんな寛容な心の持ち主ではないのでいっつもイライラしてて精神をすり減らしていました。

だから個人相手の部署では無く、法人相手のBtoBの部署に異動願を出したんです。

BtoBは企業相手の取引になります。相手も法人です。

相手方の担当者にもよりますが、相手も自社の看板を背負ってますから精神をすり減らされるような無理難題や理不尽な事はまずありえません。

逆に付き合いが長くなったりすると相手側の担当者とも仲良くなる事もあります。

仲良くなるといろんな情報が入ってきたり、付き合いの先には新しい人脈が出来たりもするんです。

精神が消耗せずに人脈も構成出来るBtoBはメリットしかない。

結論
BtoCよりBtoBの業態の方がストレスが少ない。
BtoCは忍耐力が付くが精神がすり減り消耗する。
BtoBは人脈が増えるしストレスがBtoCよりはるかに少ない
アナタが新しく転職考えてるのであれば、絶対にBtoCの企業を選んではいけません。

特に営業職の人は絶対BtoBの企業を選んでください。

➡薄利多売の商売は、ブラック企業を生み出す

私が働いてる会社のメイン商品は、自社開発で業界内でのブランド力もあり、比較的高額な商品となっています。

ブランド力とは偉大なもので、そのブランドの看板があれば、価格が少々高くてもユーザーは納得する。

もちろん相応の品質は重要です。

正社員さん

そして不思議な事に、価格が高くブランド力が高い商品って不思議と安い商品よりクレームが少ないんです。

ちなみに私が今働いてる部署は、機械産業のBtoBであり自社の高額ブランド商品を扱っています。

そして同じ会社ではありますが、以前所属していたOEM部署の薄利多売商品と違い、理不尽なクレームが比較にならない位少ない。

市場に出回った商品の絶対数は違うけれど、そこを含んで考えてもクレームは少ないです。

例えばイタリアの高級スポーツカーの代名詞フェラーリ。

その中でも大衆的と言われてる488GTBでも実売新車価格は2800万円以上。

最近のイタ車は壊れなくなったと言われますが日本車に比べるとそりゃあ考えられない様なトラブルが起きたりするもんです。

だけどフェラーリオーナーは怒ったりしない。

フェラーリはそんなもんだと思ってるし、高い物を買えるだけの財力があるから心の余裕もある。

しかしこれが同じイタリア車でもフィアットだったら話が違ってくる。

フィアットはイタリアの大衆車で、かわいいスタイルがオシャレなので日本でも人気がある。

しかも一番人気のフィアット500なんかだと新車価格で200万を下回る価格なので庶民でも買える車です。

大衆車とはいえそこはやっぱりイタリア車、フェラーリ同様で日本車と比べると考えられない箇所が壊れるんです。

しかもかわいい車なのでユーザーもメカに弱い女性が乗っている場合が多い。

そこで発生するのが「なんでこんなに壊れるんだ!」といったクレーム。

事前に「イタ車だから日本車のようには行きませんよ」と言ってたとしても、実際に故障に直面してしまうと文句も言いたくなるようです。

このように高い車は壊れても文句が出ないのですが、安い車が壊れると文句言われる不思議な現象が発生する。

やっぱりこれは購入するユーザー層の心持で変わってくるんです。

高い商品にはそれ相応の購買層、安い商品にも相応の購買層が集まってくる。

偏見ぎみで言うと、薄利多売の購買層はお世辞にも良客ではありません。

夜のドンキホーテに行ってみるとよく分かると思います。

安っぽい客層で溢れています。

派遣社員さん

わかる、夜のドンキはDQN率がとても高い…

逆に高級なお店にはそれ相応の購買層がやってくる。

これはお店に限らず地域にも当てはまり、家賃が高いところはそれなりの住民がいて、家賃が安い地域にもそれなりの人達が住んでいる。

アナタが仕事で扱う商品は、薄利な商品を扱う業種より、ブランド力があり、単価が高い商品を扱う商売の方が客層が良客と言う事なんです

そもそも商品には本来適正価格と言うものが存在するのですが、薄利多売の商売は適正価格を守らずに、物を売る為の値引き競争に陥ります。

この値引きして安く売るという行為は、本来のマーケティング理論で言えば愚の骨頂です。

安くして物を売ると言う方法は、誰でも考え付く方法で、何も考えず思考停止の人がやる手法なんです。

しかも適正価格より安くすると言う事は、その商品に携わる誰かが割を食ってると言う事にもなります。

商品を安くした分の補填は、従業員の誰かの給料から差っ引くか、空残業をさせるか、長時間働かせるか、人件費を浮かせる為に、もともと3人だった職場を2人にするとか、値引きした分の金額分の補填が必ず必要になってきます。

派遣社員さん

それって真っ黒なブラック企業じゃないですか?

正社員さん

その通り、これってブラック企業そのものの発想なんですよ。

数年前にブラック過ぎて叩かれた、すき屋の大元のゼンショーがやってた方法です。

だから薄利多売の会社にはブラック企業が多いんです。

しかも商品を売る方法が【価格を安くする】事なので、従業員にスキルも必要ないですし、スキルが無い人達が集まってきます。

安くして売る事がその会社のマーケティングなので、本来のマーケティングは一切学べませんし、自分自身も成長しないんです。

こういった会社には、短期的に「こんな仕事もあるんだ」といった社会勉強のつもりで一時的に働く分には良いかとは思いますが、長期的にみると絶対に続けてはいけない仕事だと思います。

➡まとめ

営業職に限らず、転職先の企業を選ぶ際には個人客向けの商売ではなく、BtoBの企業、法人向けの商売を行ってる企業がよいでしょう。

個人相手の商売は、ある意味客を選べない場合もあったりして、もしその客がクレーマー気質だった場合は精神的に消耗してしまうからです。

扱う商品も薄利多売の業種より、しっかりとしたブランド力がある商品を扱う企業が良いでしょう。

薄利多売の業種は、安い=正義です。
安い商品を扱ってると、買いに来る客も安っぽいですし、従業員も安っぽくなるし給料も安い悪循環のデフレスパイラルです。

一時のバイトなどで働く分には問題無いですが、長期的な労働環境としては選択しては絶対にダメな業種と判断してよいでしょう。

もっと自分の価値を高める業種で働きましょう。