【年収公開】派遣社員から正社員に転職した37歳の平社員(外資系)が年収を公開する!

【最凶雇用】派遣社員が使い捨てになるのは仕方がない構図がある

派遣社員さん

派遣社員と聞くと、企業の使い捨て要員のイメージがあるけど実際にどうなん?

正社員さん

そうですね、イメージ通りだと思います。

言い方は良くないけど派遣社員が企業の使い捨て要員なのは間違いない。

派遣社員さん

でも、今は昔と違って派遣社員もそんな理不尽な事も無いとテレビやネットの書き込みで見たことあるけど…

正社員さん

それは無責任な発言だと断言できます。

確かに昔より少しは保護されていますが、現実的に派遣元の都合でいつでも派遣社員の契約を打ち切れる現状に変わりはありませんから。

【会社の都合で切れる=使い捨てできる】という現実が今でもあります。

派遣社員さん

派遣社員の使い捨てはしょうがないと言う事ですか…

正社員さん

そうですね、唯一派遣社員の方が使い捨てを防ぐ方法は、使い捨てにされにくい業種や職種を選ぶこと。

あとは派遣では無く、正社員として働くしか方法は有りません。

➡なぜ派遣社員は使い捨てにされるのか

派遣社員は企業の道具にしか過ぎないから

派遣社員が一番不安定な働き方とされる理由に派遣切りが上げられます。

これは派遣社員が使い捨てにされていると言う事実。

例えば、今月まで当たり前のように働いていたのに、いきなり【この仕事来月までだから】と何の前触れもなく派遣切りにあってしまう。

工場長

みんな聞いてくれ。 連絡あったかどうか知らないけど、実はこの仕事今月いっぱいで終わだから。 すまんな。

派遣社員さん

えぇ~ いきなり? まだ契約期間内なんですけど 俺らは次どうすれば…

工場長

すまんけど会社同士での話は済んでる。

後の事は派遣会社の担当者に詳細を聞いてくれ。

これは派遣社員として働いていると(あるある)な出来事です。決して特別な事例ではなく、派遣業界では日常茶判事に行われている出来事です。

派遣社員は正社員と違って有期契約(期間限定)で働いています。

決められた契約が満了すると派遣社員と派遣会社の間で話し合いを行い、契約更新するか、他の職場に移動するか、又は更新しないか決める事になります。

そこで契約延長をして、あと半年働けると思ったら翌月には【この仕事来月までだから】と突然言われることがある、これが派遣切りの仕組み。

昨今【派遣社員であっても簡単に雇用を切ることはできない】という話が独り歩きしているのですが、ハッキリ言うとそれは建前だけで、実際には沢山の派遣切りは起きています。実際に私の会社でも現在進行形で起きている事です。

確かに派遣社員と言えど契約期間中に解雇する為には会社側にもそれなりの理由が必要です。

派遣社員だとしても「やむを得ない理由が無ければ解雇する事は出来ない」となっていますが、会社側から言うと、「やむを得ない理由」なんて幾らでも作りだせます。

例えば会社の業績が不振で、売り上げが下がったとすると、まず最初に会社は経費削減に動き出します。

経費削減が一番簡単で確実な対処方だからです。

その会社の経費の中でも一番の重荷なのは人件費です。

✅【会社の売り上げが下がった。】
✅【下半期に向けて対策が必要
✅【せや、人件費を削減しよう】

となると、【人件費削減】それはもう会社にとっては【やむを得ない理由】なのです。

この【やむを得ない理由】で人件費削減と言う名目の派遣社員を解雇する事は可能です。

私はこういった理由で解雇される【派遣社員、契約社員】を現場で沢山見てきました。

たとえそれがもし不当解雇扱いだったとしても派遣先と派遣元の会社同士で折り合いをつけるか、一時金を支払ってそれで終わりなんです。

日本は労働者の立場を守るために労働法で様々な制限されています。通常であれば合法的に解雇された場合は30日の猶予或いは30日分の解雇予告手当がもらえます。

だけどその手当を貰おうが、一時金貰おうが結局あなたが職を失う事に違いは無いわけです。

そもそも会社が派遣社員を雇う理由は、正社員にやらせる程の仕事内容ではない仕事や、短期間の仕事を一時的にやって貰う為に雇う方法なので、そのような働き方の派遣社員の雇用が安定している訳が無く、会社の都合で幾らでも派遣切りが出来る不安定極まりない働き方の代名詞なんです。

だから派遣社員として働いてはダメなんです!

たまに労基に相談しろとか、弁護士に相談して訴えろ!という声も聞きますが、派遣社員の方が派遣切りに合ってそこまでするのは現実的ではありません。

手間も時間もかかってしまうし、そもそもそんな暇があれば新しい仕事を探して転職する方が現実的なんです。

それほど弱い立場の雇用形態が派遣社員なんです。

世の中の企業は、派遣制度の手軽さを知ってしまい、政府も企業からの支援を受ける為にこの制度を辞める事は今後もありえないでしょう。

➡使い捨てにされない為には

使い捨ての雇われ方をしたくない場合は、特殊な業種の派遣社員になるか正社員になるしか方法は有りません。

特殊技能や専門性の高い業種は、変わりの人を見つける事が難しい為、比較的派遣切りの対象になり難い職種と言えます。

逆に誰でも出来るような単純な作業や、「未経験者歓迎」として応募している職種の場合は、たとえ派遣切りしても、変わりは幾らでもいるので派遣切りの対象になりやすいと職種だといえます。

➡まとめ

派遣社員と言う働き方は、以前より保護されていると言われていますが、本質は何も変わっておらず、相変わらずあらゆる労働形態の中で一番搾取されて、尚且つ一番安定していない働き方だという事です。

この派遣社員という制度が、企業やその恩師を受けている政治家がいる限り無くならないし、その制度を変える事が私達には出来るかと言えば現実的ではありません。

だったらどうすればいいのか?

自分が変わるしかありません。

廻りを変える事はとても大変ですが、自分が変わる事はさほど難しくありません。

だからあなたが派遣社員を脱却すればいいだけです。

いまの社会は圧倒的な人手不足で、圧倒的に労働者の売り手市場です。

高望みしなければ幾らでも正社員の転職先は有ります。

まずはあなたが正社員への転職へ一歩踏み出す事です。

それが一番の近道です。