正社員さん
うすうす気づいてると思うけど、あなたは派遣会社にめっちゃ搾取されています!
あなたが本来貰える給料は、今の1.7倍だと思ってください。
現在の給料が20万円であれば、あなたは本来34万貰えてるんです。
➡搾取される人、搾取する人
お金を稼ぐ為にみんな働いています。いわば「労働/勤労」ってやつです。
「労働/勤労」ってやつは国民の三大義務の一つなので働きたくなくても皆働いてます。食っていくために仕方なく働いてます。
ちなみに「労働」をwikiで調べると「体を使って働くこと。特に、賃金・報酬を得るために、体力や知力を使って働くこと。」と書いてある
労働の対価は賃金ですが、賃金の支払い形態は働き方で大きく変わってきます。
それは時間で賃金が決まる時給だったり、日給だったり、月収だったり、年俸といろんな支払い方が存在してますが、この支払い形態は本人の雇用形態で変わってくるという事。
さらに言うと、労働によって対価(賃金)をもらう人も2種類に分類されています。
それは搾取する側の人間と、搾取される側の人間の2種類です。
ちなみにこれを読んでるあなたは恐らく後者の搾取されてる側の人間ではないですか?
その中でも派遣社員は、数ある働き方の中でも最凶の搾取される側の人間なんです。
本来貰えるはずの賃金が貰えてないと言う事。
正社員さん
搾取する人達
搾取する側の人で代表的な存在は、特権階級の既得権者や経営者で従業員を雇ってるなどの権力者側の人で、世の中から選ばれた人達、又は自分で起業したり、投資で成功したり自分で伸し上がった人達の事。
搾取される人達
逆に搾取される側の人は、一般労働者全般が搾取される側の人だと考えていいでしょう。
企業に属して働いてる労働者の殆どは、会社に搾取されてる側の人です。
そう、あなたの事です!
正社員さん
日本一の大企業であるトヨタ自動車には内部留保が20兆円あると言われてます。(内部留保とは会社の貯金の事)
この20兆円ものお金は、トヨタグループが稼ぎ出したお金ですがトヨタ自動車の従業員から搾取したお金とも言えます。
トヨタは日本を代表する企業なので福利厚生は抜群で、トヨタ自動車の従業員はトヨタグループ内に病院から保険から学校まであるので、生まれて死ぬまでトヨタの中で済むとも言われてます。
もちろん給料もボーナスも超一流企業なので平均より高めなのですが、20兆円もの内部留保があるんだったらもっと社員に還元したらいいのにとも思いますが、その分のお金は役員の報酬や、株主配当に回されているのです。
このように世界に名だたるトヨタとはいえ、只の一般の従業員の場合だと所詮「搾取される側」の人間なんです。
株主や役員などは【搾取する人】
ただの従業員は【搾取される人】
だけどいいんです。 トヨタだから。
搾取されてるとはいえそれに気づかないくらい充実した福利厚生と安定があるんです。
しかしこれがトヨタの下請けだったらどうでしょう?
トヨタの期間工だったらどうでしょう?
派遣社員だったらどうでしょう?
トヨタの正規社員とは雲泥の差となります…
➡派遣社員の中抜きは凄いよ
当時私は派遣社員として液晶パネルの製造工場のオペレーターとして3交代で働いていましたが、派遣元の会社の従業員不足と、私の勤務態度が良かったのか「管理する側で働いてみないか?」と声を掛けられ管理する側の仕事も担当した事があります。
主な業務内容は、担当している派遣社員(約20人)の職場に出向いて出退勤の確認、休みの管理、派遣社員のメンタルケア、派遣先への様子の御伺い、勤務態度やトラブルがあった際の対応、担当派遣社員(約20人)の給料(残業)の計算などです。
当時はその工場に社員を100人位派遣していましたが、だいたい月の売り上げが全体で4400万ほどでした。(所長談)
当時の私は、派遣社員の給料計算も行っていましたが100人全体で約月額2400万位の支払いです。
という事は(売上)4400万-(派遣社員の給料)2400万=(搾取したお金)2000万
派遣会社が搾取してる金額が2000万ということ。
派遣社員が100人位なので2000万÷100人=20万円。
派遣社員一人当たり約20万円程度は搾取されている計算になります。
20万ですよ20万! 月額20万!
あなたが月に搾取されてるお金が20万円です!
年間240万円! 毎年車買えます。
本来直接雇用であれば貰えるはずの20万(年間240万)が派遣社員だと搾取されてるんです。
※この金額には所得税や年金、健康保険などが加味されていません。
知ってください! 派遣社員は超絶に搾取される最凶雇用形態なんです。
これ見てる派遣社員のあなた!早々に派遣社員から正社員に転職する努力をして下さい!あなた超絶に搾取されてますから。
企業側で考えてみると、派遣社員は都合がいい時に契約を切ることが出来て、派遣社員にかかる経費も外注費で賄えるので、企業としては都合がいいこの派遣制度を今後も辞める事は絶対にありません。
逆にますます増えてくると予想されます。
そもそも派遣社員がこれだけ増えた原因は、2003年3月の小泉内閣時の労働者派遣法改正が発端です。 あの小泉のおっさんと竹中平蔵が悪いんです!
➡とっとと派遣社員からの脱却を
私は派遣社員を6年経験し、このままではいけないと思い32歳の時に転職しました。
実際に今現在派遣社員で働いてるあなたも「このままではいけない」とは思ってるのではないでしょうか?
わかってはいるけどなかなか重い腰が上がらない。
なかなか転職活動に踏み出せない人は下記を見てみてください。
このまま派遣社員でいることが相当なリスクだと早めに気づいた方がよいでしょう。
又は面接は受けてはいるけど採用されないなど…
面接を受けてもなかなか採用されないと思っている方は少し視点をずらしてみるのもいいかも知れません。
そもそも私は工場のラインで働いてた派遣社員だったのですが、今は外資系の企業で働いています。
しかも学歴は高卒だし偏差値は35なのに外資系に転職出来たんです。もちろん英語なんて一切読み書き出来ません。コネの類も一切ありません。
逆に派遣社員からでも正社員になれたのは外資系企業だったからかもしれません。これが日本の企業だったら難しい。
派遣社員でも入れる外資系はあります。それは自分が実感しているし、しかも中途半端な日本企業より福利厚生が良かったりもします。
もちろん外資系企業全てがそんな会社では無いのですが、こんなに採用に対する間口が広い外資系企業には一定の法則ある事が分かったのです。
その法則も公開しているので、日本企業で不採用ばかり続いてる派遣社員の方は一読してみてください。
➡まとめ
世の中には搾取される側と搾取する側の人間に分かれますが、派遣社員がもっとも理不尽で搾取される立場の大筆頭です。早々に派遣社員から脱却できるよう転職活動を始めて下さい。
現在30代であればまだまだ大丈夫です。 特に外資系企業では30代でも40代でも一定の社会経験(派遣社員でも)があれば需要はあります。
自分で起業するとか、好んで派遣社員を選んでる方は別ですが、そのまま派遣社員で居ても今の日本に未来は無いでしょう。
もちろん正社員でも終身雇用が崩壊した現在の日本には安泰は有りません。
しかし少なからず派遣社員より正社員の方が社会的信用や安定は雲泥の差です。
そしてもし転職を考えるなら外資系企業も視野に入れてみてはいかがでしょうか?
労働者派遣法改正
[2003年3月(小泉内閣)]
例外扱いで禁止だった製造業および医療業務への派遣解禁。専門的26業種は派遣期間が3年から無制限に。
それ以外の製造業を除いた業種では派遣期間の上限を1年から3年に
小泉内閣で経済財政担当相や総務相などを務めた竹中平蔵が原因