【年収公開】派遣社員から正社員に転職した37歳の平社員(外資系)が年収を公開する!

【最下位の労働者階級】派遣社員で働くデメリットを書いてみる

派遣社員さん

長い間派遣社員で働いていると、意外と居心地がいいし、給料もそこそこ貰えてるし、普通の生活が出来ているから最近はこのままでもいいのかな~って思っちゃたりするんだよね

正社員さん

ダメダメ、絶対ダメ!

何度も言ってるけど派遣社員はあらゆる雇用形態の中で、一番やってはいけない働き方なんだ。

労働者カースト最下位の雇用形態だし、搾取される金額も異常だよ。

派遣社員さん

そ、そうでしたね…

でも長い事この環境で働いてるとマヒしちゃうんだと思います…

正社員さん

環境に慣れて感覚がマヒしてはいけません。

派遣社員を続けていても良い事なんて何もないからです

今回はあなたの目が覚めるように派遣社員のデメリットをまとめてみたので再度確認してみよう。

➡圧倒的収入格差

ここにも詳しく書いていますが、そもそも派遣社員が派遣会社から搾取されてる金額は異常なんです。

正社員さん

派遣社員が、どれだけ搾取されているのか簡単に解説します。

たとえばあなたが月に24万円の収入があったとすると、派遣会社が受け取ってる金額は約40万だと思って下さい。

その40万の中からあなたに支払う給料分の24万を差し引いた16万を派遣会社が中抜きしています。※あくまでも例えです。

派遣社員さん

え、そんなに中抜きされているの?

正社員さん

私が働いていた派遣会社は大体40%位中抜きしていましたね。

中抜きと言うと聞こえは悪いのですが、本来派遣会社とは元々そういうものです。派遣会社の役割は、派遣社員に仕事を紹介し、健康保険、雇用保険、年金も代わりに支払い、場合によっては住む場所なども提供する変わりにお代として手数料を頂いています。

そのお代として中抜きしている手数料の額が少し多いと言う話。

この中抜きの比率は特に法律で決まっている訳ではありませんので、大体どこの派遣会社でも大体35%から45%を頂いてるという訳です。

派遣社員さん

そんなに中抜きされるんだったら直接雇用された方が良いじゃないですか?

正社員さん

そうですよ。圧倒的に直雇用の方が良いです。
会社が40万支払えば40万はそのまま支払われるし、派遣社員にはないボーナスが正社員にはある。

派遣社員の平均年収と世間一般の平均年収の比較

派遣社員全体の平均年収は328万円、平均給料は27万円です。 なお、正社員の平均年収は約513万円であり、その賃金差は年収で185万円にもなります。

1年で185万円
5年で925万円
10年で1850万円もの開きがあるんです。

さらにこの派遣社員と正社員の圧倒的格差は年を重ねるごとに広がって行きます。

派遣社員は年齢や経験で時給は上がりませんが、正社員でいれば多かれ少なかれ勤続年数で昇給がある訳ですから毎年年収が上がって行くのでこの格差は開く一方です。

だから一刻でも早いうちに派遣社員から正社員へ転職する事を最優先で考えましょう。

派遣社員制度は格差社会の元兇なんです。

➡不安定な日常

派遣社員は、企業に都合よく使われる労働者階級だと今一度認識して下さい。

正社員さん

そもそも派遣社員という働き方が何故存在するのかを考えてみましょう。

世の中の会社が、正社員を雇わずに派遣社員を利用する理由は只一つ、【経費を節約する為】だけです。

会社の運営していく中で一番お金のかかる経費が人件費と言われますが、年収350万の社員を一人雇うと会社は人件費として約700万円は必要とされています。(年収の約二倍の人件費が必要)

企業が社員を雇うと必要な経費
☑給料
☑社会保険
☑厚生年金
☑交通費
☑住宅手当
☑退職金の積み立て

この他に、社員に直接支払う訳ではありませんが、掛かる費用として【社員が使用する社内設備や備品代、教育費、水道光熱費】など、給料以外でも目に見えない必要経費が別に掛かってしまうので、結果として正社員を雇うと年収(350万円)の約2倍の約700万円の人件費が必要とされています。

派遣社員さん

えっ、そんなに人件費って掛かってるの…?

方や同じ年収350万円の仕事を、派遣社員を雇ってやる場合には派遣会社に支払う費用は約560万円程度と言われています。

この正社員と派遣社員の費用の違いは、正社員で必要だった【厚生年金、交通費、住宅手当、退職金の積み立て】などの経費が派遣社員には必要が無い為です。

その差額700万円-560万円=140万円

正社員さん

同じ350万の年収だとしても、派遣社員を雇った方が正社員を雇うより140万円経費が削減できるんです。

もしあなたが経営者側の立場だったとしたらどうしますか? 誰でも出来る簡単な仕事や、一時的な仕事の為に正社員をわざわざ雇いますか?って話です。

たとえ会社の業績が悪くなったとしても正社員の場合は雇い続けなければいけませんが、派遣社員の場合には最長でも3年、場合によっては会社都合でいつでも契約を解除する事が出来るのです。

このように派遣社員とは、会社の都合で何時でも職を失ってしまう可能性がある不安定な働き方と言う事を理解しましょう。

昨今は、大手企業と言えども終身雇用が崩壊していますので、正社員でも安定しているとは言い難いですが、それでも派遣社員に比べるとまだまだ正社員の方が圧倒的に安定はしています。

➡差別と区別

会社が意図的に派遣社員に対して差別をしている会社はあまりありません。

どちらかと言うと差別では無く、意図的に区別しなければいけない会社の都合もあるのです。

正社員さん

だからその区別を「差別だ!」と脊髄反射で怒っている方もいるのでいったん落ち着いて判断して下さい。

基本的に派遣社員に対する差別があるような会社だと、正社員の間でもイジメが横行する職場だというのが私の経験上で感じています。

しかも会社が差別しているのではなく、その職場で働いてる陰湿な社員が差別している事が一般的です。

派遣社員の差別とは、陰湿な社員や、マウントを取りたい(相手より上の立場を主張したい)社員が行っている事が多いです。

例えば派遣社員イジメの代表例で言うと、派遣社員を名前で呼ばれず【派遣さん】と呼ぶ派遣社員を見下したようなイジメです。

普通に考えれば派遣社員であろうと誰だろうと名前で呼ぶのが一般常識ですが、マウンティング野郎は、あえて【派遣さん】なんて呼んだりしています。

こういった奴の特徴は、自分が相手より上に立場に要ると認識すると、相手を見下す傾向があります。

更にクレーマー気質もあり、接客業や飲食業で自分が客の立場になったら定員さん対しても態度がでかく、お店からしたら客にしたくない相手No1でしょう。

しかもこういった奴に限って仕事が出来ない奴が多かったりもする。

だからいって派遣社員の立場からは何も出来ないのが派遣社員の現実。

派遣社員さん

派遣社員が社員から差別されたらどうすれば…

正社員さん

「耐える」か「気にしない」か「転職する」この3通りしかありません…

派遣社員は身軽な働き方です。どうしても耐えきれないのであれば「転職する」事。

又はその派遣の仕事の条件が良くて転職したくないのであれば「耐える」か「気にしない」を貫き通すしかありません。

派遣社員は、労働者階級の中では最下位の働き方なので、残念ですがこのような差別が一定の確率で有る事は仕方ない事かも知れません。

➡社会的信用の皆無

派遣社員は社会的信用がありません。

派遣社員さん

社会的信用ってなんですか?

正社員さん

ここでいう社会的信用とは、ローンやカードが作れなかったり、家が借りれなかったりする事です。

先に述べてるように派遣社員は雇用が安定していません。

雇用が安定していないと言う事は、収入が安定していないと言う事を意味します。

そういった収入が安定しない人達を顧客にしたくない業界が、金融関係の業種や賃貸関連の業種になります。

派遣社員だとこのようなサービスを利用したいと思った時に制約が大きいです。

クレジットカード等は、以前に事故歴が無ければ派遣社員でも比較的容易にカードを作る事は可能ですが、車のローンや家のローンは金額にもよりますがまず難しいでしょう。

賃貸契約の場合でも、今現在働いている会社や職種、勤務年数などを契約書に記入する必要があるのですが、その内容をもとに家主の審査があります。

住む場所だったり家主によっては入居条件が厳しく、派遣社員だと入居を断る家主の方もいらっしゃるのが現実。

家主としても収入が安定しない派遣社員だと、家賃滞納されては困るので正当な判断と権利だと思います。

そして派遣社員の収入が安定しないという現実は、恋愛や結婚にも大きく影響してきます。

女性は現実的です。

昔から幼馴染だったり、ずっと付き合ってきた間柄の女性ならまだ考えられますが、派遣社員の男性を結婚相手に選ぶ女性はまずいません。

女性から見て派遣社員の男性は、結婚相手の選択肢にすら入らないと思って下さい。

中には自活出来ていて収入が高い女性が、「旦那が稼げなくても私が食べさせる」といった女神のような女性もいますので、そういった考えの女性を見つければ派遣社員の男性でも結婚出来る可能性はあるかもしれませんが、このような女性に選ばれる為にはあなたがよっぽど魅力的である必要があります。

あなたは誰にも負けない魅力がありますか?って事です。

あと派遣社員だと、親戚の集まりや、知人、友人、同窓会などでも胸を張って言える仕事では無いでしょう。 どちらかいうと肩身が狭くなる立場ではないでしょうか?

➡絶望的な将来

正社員さん

そのまま派遣社員を続けていくとあなたの人生は取り返しのつかない事になる可能性が大です。

年齢が若いうちなら派遣社員として働いてもまだ大丈夫ですが、派遣社員のまま年齢を重ねて40歳を過ぎてしまうと、もう派遣社員から抜け出す事はほぼ不可能と言っていいでしょう。

あなたが営業の経験や経理など、他の会社でも需要がある職種なら正社員の道はありますが、特殊な技術や経験、知識がないまま派遣を続けて40歳を超えてしまうと、市場での需要が無い人間になり、そのまま派遣社員人生で一生貧乏一直線を辿る人生になるでしょう。

そもそも派遣社員の仕事は、基本的に正社員に任せる程の仕事じゃなかったり、誰にでも出来る仕事が多いんです。

だから派遣には職歴も、他で使える技術や知識が身につきません。

今はさいわいにして企業の景気も良く、企業は人手が足りず、外国人を日本に入れて労働者補填する程人手が足りません。

だから30代であればまだまだ高望みしなければ正社員の道は幾らでも開けます。

だけど40歳を超えるとちょっと難しい。 これは実体験で感じてる事で、年齢に比較的寛容な私の会社(外資)も流石に40代は営業か、マネージャー候補の管理者しか雇いません。(30代までなら未経験は全然OKなのに)

知識や経験が無い40代は、世の中の会社ではあまり必要とされていません。 あなたがまだ30代であれば直ぐに転職活動をしましょう。

そう、あなたの価値が無くなって手遅れになる前に。

➡まとめ

派遣社員の代表的なデメリット上げて見ましたが如何ですか?

見てもらったら分かるように派遣社員という働き方はリスクが大きすぎます。

派遣社員制度とは企業主体のシステムなので労働者目線ではありませんし、派遣社員で働くと言う事は派遣会社から搾取され続けると言う事。

正社員との収入格差は如実にあるし、いつ辞めさせられるか分からない不安な日常。会社によっては差別され、社会的信用も皆無だし、職歴も付かなければ時間を無駄に過ごしている事と同意なんです。

これが女性ならまだいいです。 女性は結婚という逃げ口があるから。

だけど男は逃げれません。 男は一生働かなくてはいけないからです。

賛否両論あるかもしれませんが、男の価値はいかにお金を稼げるかが一つの大きな基準になります。 その基準から言うと派遣社員は最下位の負け組と言う事です。

不安定な働き方だと日常がストレスです。

本当に派遣社員のままだと先は絶望なんです。

とにかく一刻も早く正社員になるべきです。