年を重ねるにつれて新しい友人を作るのって難しいですよね。
だけど純粋無垢な子供達は、初めて出合った見ず知らずの子供同士でも、すぐに打ち解け合い、仲良くなって一緒に遊んだり出来ます。
しかも驚異的なスピードで。
それが年齢を重ねていって大人になるに従いだんだんと難しくなってくる。って言うか無理。
だけど一部例外もあり、大人の中にもコミュ能力がとても高くて相手のパーソナルスペースに嫌味なく入り込んで、直ぐに打ち解ける人もいますが、そんな特技がある大人はほんの一部なんです。
結局何が言いたいかというと、転職して新しい職場に移った後に、その環境で新たに一から人間関係を構築するのが大変で、それがネックになり転職への足かせになってる人も結構いると言う事なんです。
だったら子供同士が直ぐに仲良くなる方法を大人達が理解し、学べば、新しい職場やコミュニティーに身を寄せても、子供ほど短時間では無くとも直ぐに打ち解けあえる関係になれるのではないか思ってます。
➡子供同士は初対面でも直すぐに仲良くなれるのは何故か?
子供がすぐに仲良くなれる理由
【ダメだった時の事を気にしていない】
まずはこれが大きな要因として挙げられます。
もし、上手く仲良くなれなかったとしても、最初は悲しい気持ちになると思いますが、そんなこと数分で忘れてしまう。そしてすぐに何もなかったかのように違う事で遊んでます。
これが子供の特徴。
要は仲良くなれなかった時の事を恐れていないんですね。 怖いもの知らずです。
だから、楽しそうに遊んでる子供たちがいたら「遊ぼう!」とか「入~れ~て!」って言えるんです。
以前私が公園で長男と追いかけっこをして遊んでいて、長男が楽しそうに「キャッキャ」はしゃいでいたら、同学年位の知らない女の子が私たちの事が楽しそうに見えたらしく「入~れ~て!」と言って緊急参戦してきた事が有りました。 コミュ力の塊でした。
ほかにも米軍の横田基地のイベントで、基地内に入って米軍さん達とのコミュニケーションを取った時も、いつの間にか日本の子供達と在日米軍の子供達がいつの間にかサッカーの試合を初めてました。 しかも言葉も通じなく初対面同士なのに…
これほど子供同士のコミュ力ってすごいんです。 言葉の壁もないくらい。
だけどこれが大人だといろいろな事を考えて意外とできないんですよね。
なぜか?
それは相手の輪の中に入ろうとして断られたり、嫌な顔をされたりして、怪訝(けげん)な態度をとられたりして、自分がショックを受けたくないからです。
楽しそうにしてる人達、盛り上がって【うぇーい!】ってなってる人達、自分も交じって楽しみたいけど声をかけれない、変なプライドが邪魔をして入っていけない。
逆に楽しんでる方から見ても、初対面の人に【一緒にどう?】と声をかけれない。
要は、【気にしすぎ】って事です。 その行動を起こして他の人にどう思われるか気にしすぎなんです。
これは廻りとの同調意識を必要以上に持ちすぎてる日本人の特徴でもあります。
別に断られても、嫌な顔をされても、怪訝な態度をとられても、ショックは受けるかもしれませんが死にはしません。
その点子供達は、そもそも断られることを想像していませんし、怖がっていません。
ある意味無敵です!
更に大人たちのコミュニケーションを邪魔するのが【先入観】と言うものです。
我々大人は、これまで生きてきた経験から【先入観】を全く持たずに人と接するということが、まず不可能です。
大人たちは、初対面の人を判断する時に、その人の外見や服装、人相や雰囲気で「このひと優しそう、怒りっぽそう、裏表ありそう、性格悪そう」などなど様々な先入観を持ってしまいます。
これが大人が無垢になってコミュニケーションを取ることの邪魔をしています。
だけどこの先入観は大人が社会で生きていくためにはとても大事な事で、危機管理の面で考えると最も大事な事。
先入観を持たずに生きていくと、あらゆる場面でだまされて身ぐるみ剥がされしまいます。 世の中良い人ばかりじゃないからですからね。
➡大人になったアナタが廻りと早く打ち解けるには?
自分から積極的に声を掛けていきましょう。
これしかありません! じっと待ってても何も解決しません。
最初は挨拶からで良いんです。
自分から積極的に「おはようございます、お疲れ様です、お先に失礼します。」とあいさつしていきましょう。
可能であれば笑顔も添えて下さい。 無理やり笑顔作ると気持ち悪いので、引かれない程度に可能な限りは笑顔で接しましょう。
じっと待っている時間がもったいないです。
変化は廻りからやってきません。アクションは自分から起こさないといけません。
とにかく結果を気にせず、早くから声をかけてしまうことが秘訣です。
そして世間話を出来るようになったら随時打ち解けて行けます。
もし会話に詰まったら相手に喋らせるようにして会話を長引かせましょう。
人は自分の事を話すのは基本的に好きな人が多いです。
相手が身につけてるもので「それ何処で買ったんですか?いいですね」とか有効です。
自分が拘って身につけてる物を人に聞かれるとしゃべりたくなっちゃいます。
そこから会話って進んでいきます。
そこでアナタは「へー、そうなんですねー、知らなかったー」とかリアクションしておきましょう。
持ち物以外では、住んでる所や、地方出身だったら出身地の話とかも有効ですね。そこからいろいろ話が膨らんでいきます。
コツは相手に喋らせる事。 アナタは聞き役に回ってリアクションに徹して下さい。
あと注意点は、あまり打ち解けてない時には個人情報が関係することは聞かないようにして下さい。
たとえば「結婚、子供、恋人、家族」の事とかですね。 人によっては聞かれたくない事もあるので。
あとはどうしようもないコミュ症でもなければ、このように当たり前のことをやっていれば会社での自分のポジションは確立され、自然と仲間と打ち解けていくもんです。
新入りの社員に対しては、他の社員達は「この人どんな人だろう」と思い、やっぱり最初はどんな人物か「探り」から始まります。
新人の場合は最初のポジション取りや、立ち位置が大事ですが、はじめから大したポジション取りは必要がありません。
「朝ちょっと早いな」とか「ミスが少ないな」とか「いつも元気だな」「愛そうがいいな」とかその程度のポジションが大事で、当たり前の事を普通にやっていれば次第に「努力してんな」とか「計画力高いな」とは「彼は信用できそうだ」とか「マネジメント向きかな」とかに勝手に人の評価は進化してきます。
社会なんて意外とそんなもん。 そうやって当たり前のこと+αに気を付けて取り組んで信用を得ていけば自然と周りが仲間になっていき会社にもなじんでいくもんです。
➡まとめ
転職に踏み出せない人の理由の一つに、新しい職場での人間関係の構築が億劫な事が原因の方もいらっしゃいます。 それだけ大人になった後の人間関係って難しいんですね。
我々大人は、大人になる過程で経験した様々な事が障壁になり、所見の人と簡単に打ち解けるのが難しくなっています。
子供の時のように直ぐに仲良くなったりする事はできません。
これは大人だからしょうがない側面もありますが、転職した場合は殆どの人が「はじめまして」の人になります。
時間がたてば、一緒に働いていく過程で自然と打ち解けていくのですが、一緒に仕事をしていくうえではなるべく早く良好な関係を気付く事が大事だし、良好な関係であれば仕事がやりやすいんです。
しかし何でも受身で要ると、いつまでたっても他力本願です。
変化は廻りからやってきません。自分から積極的にアクションを起こして下さい。
結局はそれが一番手っ取り早いからなんです。