派遣社員は職歴とみなされるのか？

➡派遣社員でも職歴になる

派遣社員として働いた期間はしっかりとした職務経歴となります。

派遣といえども会社内で組織の一員としてしっかり働いている事には間違いありませんから職歴になります。

専門性の高い専門職の派遣社員であれば尚良いのですが、一般的な事務職でも、工場作業員でも立派な職歴として判断されると思って良いでしょう。

実際に私も3交代の工場勤務で液晶パネルえを作っていましたがしっかりと評価され、逆に私が面接官の一員として履歴書を確認する立場になった今でも派遣社員期間をちゃんと職歴として判断しています。

➡アルバイトは職歴にならない

では逆に派遣社員では無くて、アルバイトだと職務経歴としてどうだろう。

正直言うとアルバイトは高校生でも出来る働き方なので、大人になってまでアルバイトを続けている事を職務経歴とは言い難いです。

学生でもなく社会に出ての職務経歴が「アルバイト」だけだと、一般論として「この人は上手く社会に適合出来ない人」なのかな？と先入観で思われてしまうからです。

昨今、働き方は人それぞれ多様なので、「アルバイトでもちゃんとした職務経歴だ！」と声高に言ったとしても一般論がそうではないのでそこはしょうがないんです。

アルバイトでも働き方次第では職場が認めてくれてそのまま「社員にならないか」と声をかけてくれて、そのまま社員になる事は良くありますが、職歴がアルバイトだけなのに他の会社の正社員への転職はよほど若い人材か、一般的に3Kと言われる常に人手不足の職種以外では正社員として働く事は難しいでしょう。

それが現実です。

➡派遣社員の履歴書内の職歴の書き方

働いてもいない会社を働いたように書きこむのは問題ですし、それで就職した後にその事がバレてしまったら、場合によって偽証罪になるのでクビになるかもしれません。

しかし、逆に働いていた事を働いて無いと記入しなくても特に偽証罪になる事は有りません。※もちろん正解に職務経歴を書いた方が良いのは言うまでもありません。

だから短期の派遣を沢山こなし、職歴が沢山あって履歴書の書きこめない場合は端折って書いても問題は無いでしょう。

本来履歴書や職務経歴書の目的は、雇用する会社側がアナタが今までどのような仕事をしてきたか、又はどのような経験があるのか確認する為のものなので、自分をアピールする内容を記入した方が良いのは勿論です。

だから自分が自身のある、より面接官受けの良い職務経歴を優先して記入しましょう。
※もちろん何もしていない無職の期間が無ければより印象は良いですが、正当な理由があればそれもあまり問題ではありません。例：海外留学や闘病など

➡まとめ

派遣社員として働く事は、一般的に職歴とみなされると言う事、それとは逆にアルバイトでは職歴とみなされる可能性は低く、職歴がアルバイトだけでは一般的に正社員として転職するのは難しいと言う事。

雇う側の立場からみてみると、学生でも無いのに職歴が「アルバイト」だけだと何か問題がある人物と勘違いされてしまう事もあると言う現実です。