【年収公開】派遣社員から正社員に転職した37歳の平社員(外資系)が年収を公開する!

30代以上の転職でも管理職になりたくない人の対処法

転職リミットといわれる【30~35歳】の世代の転職は、採用する側もリーダーシップを求める傾向があります。

企業側からすればそりゃそうですよね。

実務作業なら30代より20代の方が給料も安くて雇いやすいし、あえて給料が高い30代を雇用する必要がありません。

30代を雇うのであれば20代の社員に出来ない事を求めてしまう。

企業側の立場で考えると普通の事。

だけど俺は管理職になるつもりも無いし、実務面の仕事だけをしたい】と思ってる人も多いと思います。

管理職なんてたいして給料も上がらないのに責任ばかり押し付けられる罰ゲーム【無理ゲー、クソ喰らえ】と思ってる人も多数です。

正社員さん

ちなみに私もその一人です…

では【自分は管理職には付きたくない、実務作業だけを行って行きたい】と考えてる転職希望者はどのようにして行けばいいのかを現役面接担当者の私の立場と経験からお伝えしたいと思います。

➡30代以上でも管理職になりたくない

30代以上の求人をパラパラと見てみると大体【管理職候補やリーダー候補など】を求む求人も多いです。

もちろん30歳以上でも管理職なんてなりたくない人は、一般社員として募集してる企業がありますので、そういった企業を選ぶことが一番確実です。

しかし自分が転職サイトの中で気になった求人があったとしても、明らかに幹部候補【管理職、マネージャー】として募集をしているのであれば応募するべきではありません。

正社員さん

その企業は管理職を100%求めてるからです。平社員なんて求めてません。

但し、明確に管理職級としてではなく、求める人材として【リーダーやリーダーシップ】が記載してある程度で有れば、あまり気にせず積極的に応募してみても大丈夫です。

リーダーシップは管理職ではありません。

その会社は管理職を求めてるの訳ではなく、一定の意識を持った新しい社員を迎え入れて、職場の人員補填と共に、職場のリフレッシュ(気持ちの引き締め)や空気感を変える事を目的に募集してる可能性が高いです。

やはり組織というのはいつまでも同じ体制を続ける事は良くありません。ずっと窓を閉め切った部屋の空気が淀むのと同じで、社内も一定のタイミングで外気を導入しなければ職場が淀んでしまいます。

リーダーシップをもった新しい社員とは、その外気と同じ役割です。

外からの新しい風で、職場のリフレッシュをはかりたいのかもしれません。

そうでなければわざわざリーダーシップと行った条件で求人は出しません。普通は一般の社員募集で問題無いからです。

リーダーシップを求めてるという事はそういう事です。

だからといって特に恐縮して肩肘張る必要もありません。

例えばアナタの過去の経歴を振り返ってみてください。

新人が入社してきた時や、自分より後に入ってきた社員に仕事を教えたり指導した事はありませんか?

業務面で円滑に仕事が廻るように改善を(提案を含め)やった事はありませんか?

トラブルが起きた時臨機応変に柔軟に対処した事は有りませんか?

自分だけに作業(業務)を任された事はありませんか?

こんな当たり前の経験でも十分リーダーとしての経験と要素はあると考えて大丈夫です

リーダーシップの解釈を【先陣を切って同僚を引っぱって行く】と思いこまずに、仕事の一環として自分が過去に経験してきた事を今の仕事と照らし合わせ、その時×2に起きた問題に的確に判断、遂行、処理出来る事を求められています。

そして他の新人より経験と年齢が高いので兄貴分的な役割程度が求められると考えれば、気負う負担も軽くなります。

リーダーシップなんて自分が思うほど特別な事では無く、職場は多人数なので役割なんて薄まってきます。

自分が気になる求人が有ればそんな事に気負いなく応募して見ると良いでしょう。

あえて現役面接官が助言します。ビビんなくても大丈夫です!

➡立場が自信を成長させる

世の中の凄いと思える人は最初から凄い人では無いんです。

最初から社長の器の人はいません。社長になる工程で社長の器になって行くんです。

これは全てに言える事で、最初からその才覚が備わってたからその立場になったのではなく、立場がその人を成長させるんです。

だから最初からリーダー気質の人はいるかもしれませんが、最初からリーダーな訳ではなく、リーダーをやってると何となくリーダーっぽくなってくるだけです。

転職をきっかけに新たな自分を見出すきっかけとしてリーダーっを受け止めて見るのもいいかもしれませんね。

➡まとめ

企業は、転職リミット【30~35歳】世代には一般的にリーダーシップや管理職級のスキルを求めます。

しかし30代の転職希望者が必ず高いスキルと向上心を持ってる訳でもなく、逆に自分のようになるべく責任が付きまとう管理職よりも、一般的な平社員で働き、そこそこの給料でプライベートも充実させた生活を望んでる人の方が多い現実です。

私の場合はまさにその希望をかなえ、平社員でそこそこ充実した日常を送ってます。

30代以上の転職は、20代とは求められる要求が違うのでなかなか平社員の求人は少ないかもしれませんが、探し方一つで見つけることは可能です。

転職サービスを使うにしても求人掲載が(分母)多いサービスを使うことが大前提です。

転職希望者の中には実力が有っても自身が無い人もいれば、過剰な自信があっても実力が伴わない人もいます。

普通の会社では、管理面の経験が無いから自身が無いというのでは、企業における存在価値を考えてみても、年齢が待つにつれて必要じゃない人材となる可能性があります。

アナタが経営者だとしたら、30代の社員に何を期待するでしょうか?

誰もまねできない技術力があれば技術一筋で生きていけるかもしれませんが、多くの30代の社員は、技術力だけでは希望する報酬を得る事は難しいのが現実です。

人それぞれ価値観が違いますので、【管理職はやりたくない!万年平社員でもいい】と行った感覚でも問題は無いですが、それと【仕事は向上心もなくダラダラと言われた事だけをする】事とは違います。

会社員は、働いて会社から一定のサラリーをもらってます。

サラリーをもらってる以上は、責任を持った仕事と、そのサラリー+αくらいは会社に貢献するように努力してください。

それがある日突然人事から肩をたたかれる事を避ける一つの方法なんです。